県立広島大学との共同研究実施 “多菌種”ヨーグルトにおける腸内環境改善について調査

2023/08/04

チチヤス株式会社(本社:広島県廿日市市 代表取締役社長:大井太郎、以下 チチヤス)は、県立広島大学(学長:森永力)と株式会社ヘルスケアシステムズ(本社:愛知県名古屋市 代表取締役:瀧本陽介、以下ヘルスケアシステムズ)と共同で、多菌種ヨーグルトの腸内環境改善作用について調査しました。

近年、特定の乳酸菌をアピールした商品が多数登場している一方で、複数の菌を含む“多菌種”のヨーグルトに関する研究は多くありません。

今回、チチヤスでは県立広島大学、ヘルスケアシステムズと共同で、8種の菌を使用した多菌種ヨーグルトにおける腸内環境改善作用に関する臨床試験を実施。

この成果は、8月24日~26日にかけて京都で開催される「第70回日本食品科学工学会」にて発表します。

試験内容

 

健康な成人男女60名(18歳以上65歳未満)を対象として、チチヤスの多菌種ヨーグルトと、対照として2種の菌のヨーグルトを、1日70g、4週間毎日摂取。摂取前後で①腸内環境検査(腸内細菌由来の腐敗物質である尿中インドキシル硫酸量)と②排便状況 ③VASアンケート(便通、肌の調子等)を調べました。

結果

 

(1)多菌種ヨーグルトの摂取により、便のにおいや身体的疲労感を軽減させる可能性が示唆された。

(2)多菌種ヨーグルトの摂取により、腸内環境が乱れている方、特に女性において腸内の腐敗物質(インドキシル硫酸量)の産生を減少させ、腸内環境の改善に働く可能性が示唆された【下図】。

 

 

腸内の腐敗物質(インドキシル硫酸)の

産生比較

女性において摂取後、対照群と比較して

有意に低下した。

 

県立広島大学 飯田忠行先生コメント

近年、特定の菌(単一菌)による様々な研究がなされ、健康効果が示されています。健康効果の示されている複数の菌を合わせて摂ることにより、健康維持・増進に役立つことが期待されます。

 

 

今回の試験で、8種の菌を含むヨーグルトにおける様々な健康効果が確認されました。

当社では今後も、複数の菌を組み合わせた多菌種乳酸菌に関する研究を推進し、お客様の健康に寄与できる商品開発を行ってまいります。


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